そんな疑問にお答えします。
記事でわかること
- 資格勉強でノートづくりが非効率である理由
- 勉強におけるノートの役割
- 資格勉強を効率化できるノートを使わない最強ノート術
こんにちは、フロッケンjr.です🐸
勉強といえばノートというイメージが強いですが、ノートってうまく使いこなすのが難しいですよね。
僕もノートの取り方がすごく下手くそでだったのでよくわかります。
実は、資格勉強においてノートを使うことはあまり効率が良くないです。
しかし、資格試験に合格するためには、いかに効率よく勉強できるかが超超超重要!
僕は睡眠もままならない残業の日々の中、勉強を徹底的に効率化することで、一級建築士を取得しました。
社会人になってから資格勉強でノートを使ったことはありませんが、すべて1発で試験に合格できています。
勉強した時間が長くても、勉強の効率が悪ければ試験に落ちてしまいます。
勉強した時間が短くても、勉強を効率化して知識を多く吸収した人が合格します。
この記事では、ノートづくりが非効率な理由と、ノートを使わず効率よく勉強できる最強のノート術についてお伝えします。
資格勉強でノートづくりが非効率である理由
断言しますが、資格の勉強においてはノートをつくることは非効率です。
今からその理由について、詳しく説明します。
ノートが非効率な理由①『作業に時間がかかる』
ノートづくりでは、書くこと以外にもレイアウトを考える作業に多くの時間を費やすことになります。
ノートにまとめた情報を見直すことを考えると、見やすくなければなりません。
なので、必然的にノートをキレイにつくることが求められます。
しかし、キレイに書くことにこだわるほど、多くの時間を消費してしまいます。
特に、ノートにはページ番号もなければ目次も索引もないため、十分に時間をかけてレイアウトを考える必要があります。
WordやExcelなどと違い、後から行を追加することもできませんので、見やすいレイアウトをつくるためにはかなりの経験と判断力が必要になります。
ノートを選ぶ時間ももったいないですよね。
特にノートに愛着を持ってしまうのは危険です。
ノート選びやキレイに書くことにこだわりを持ってしまうと、作業に時間をかけてしまいがちです。
僕の場合「ノートを買わなければ勉強を始められない」といった変なこだわりがあったので、いつも勉強を始めるまで時間がかかっていました。
ノートが非効率な理由②『情報が増える』
ノートに教科書にはない情報を書き足すほどに、覚える情報が増えてしまいます。
断言しますが、資格試験の主催元が販売する教科書にないことは試験には出ません。
なぜなら、主催元はクレームを避けるためにも教科書にないことを試験に出すようなことをしないからです。
試験主催元以外が販売するものでは、教科書にないことが出題されることもあらと思いますが、ほぼないでしょう。
主催元以外の販売先も、試験主催元が販売する教科書を分析して重要な情報の漏れがないように教科書をつくるからです。
したがって、教科書にないことをノートに書く必要はありません。
ただし、問題集にあることは出題される可能性はありますので、書き留める必要があります。
しかし、これもノートに書くよりいい方法があるので、後ほど説明します。
ノートが非効率な理由③『情報が分散する』
ノートをつくることで覚えるべき情報が、教科書、問題集、ノートと分散してしまい、必要な情報の検索に時間がかかってしまいます。
教材はなるべく少ない方がいいです。
教材が増えるだけで、見るべき場所が増え見直しの手間が増えますし、持ち運びに不便です。
見直す作業では、まず見直すべき情報を探す時間がかかります。
情報検索における効率化を考えれば、教材が少ないほどいいのはおわかりだと思います。
それに、先ほど説明したとおりノートは情報検索性に優れません。
また、忙しい中で勉強するためには常に教材を持ち歩き、隙間時間を見つけては勉強する時間に当てるといった方法がおすすめです。
僕は毎日会社に教科書と問題集を持っていきましたし、通勤時に電車の中や、会社の昼休みにデスクで勉強していました。
いつでも勉強できるし、気になる情報を見直せるといった環境と習慣をつくることが大切です。
以上のように、見直ししやすさや常備しやすさを考えると教材はなるべく最小限に抑えるべきです。
ノートが非効率な理由④『情報が検索しにくい』
ノートには、ページ番号もなければ目次も索引もないので見直しの際、必要な情報を見つけるのに時間がかかります。
見返しやすいノートをつくることは本当にむずかしいし時間や労力がかかります。
例えば、ノートのページにインデックスをつけることで情報の検索しやすさを向上させることはできます。
しかし、インデックスをつけられるほどノートをうまくレイアウトできる人がどれほどいるでしょうか。
ノートをつくっても見直さなくなれば、ノートをつくる意味がなくなってしまいます。
何かを覚えるために書き捨てるのであれば、そこらへんの裏紙で十分に事足ります。
ノートが非効率な理由⑤『情報の信頼性が低下する』
自分の言葉に置き換えて書くことで、情報の意味がねじ曲がってしまう可能性があります。
ノートをつくる上で重要なのは、自分の言葉でまとめることだとよく聞きます。
情報を理解するためには有用な方法だとは思います。
しかし、誤って解釈した情報を記録してしまう可能性もあります。
ノートに書いた情報は、教科書の正しい情報との整合性を確認しない限り、誤った解釈のまま覚えてしまう可能性が高いです。
資格勉強を効率化するノートを使わない最強のノート術
これまでの説明で、資格勉強においてはノートづくりが非効率であることはご理解いただけかと思います。
しかし、そもそもノートとは何のためにつくるのでしょうか?
「ノートの役割」って考えたことありますか?
少なくとも僕は、社会人になるまで考えたこともなかったです(笑)
学生の頃はとにかく先生からノートを取れと言われ、ひたすら黒板の文字を書き写していました。
文字を写すだけなら写真を撮るでもいいですよね。
本来ノートにはいろいろな役割があって、それぞれに適したノートの活用方法を考えるべきだったんだと思います。
そこで僕は、ノートの役割を果たすために最も効率的な方法について考えました。
その結果、ノートをつくる必要はないとの結論に至ったのです。
僕の考えた勉強が超効率化するノートを使わない最強のノート術のポイントは次のとおりです。
最強ノート術のポイント
- 作業量を減らし作業に時間をかけない
- 覚えるべき情報を最小限に抑える
- 必要な情報をまとめて見直しやすくする
- 必要な情報を検索しやくする
- 情報の信頼性を落とさない
ノートには大きく分けて5つの役割があります。
それぞれのノート役割に適した「ノートを使わない最強のノート術」をお伝えしていきたいと思います。
ノート役割①『苦手な箇所を抜粋する』
教科書の苦手な箇所をノートにまとめることで、重点的に復習すべき箇所を把握するという役割です。
最強ノート術①-A『問題集の問題に理解度を記録する』
問題集のできなかった問題には✖️、曖昧な問題には△の印を問題文の脇に小さくつけることで、苦手あるいは少し苦手な問題を抽出できます。
資格勉強においては、問題の出し方を把握することが最も重要です!
なぜなら、問題は受験者に知っていて欲しいことはなにか、暗に教えてくれるものだからです。
例えば、「筋肉をつけるためには、一定頻度と一定期間の筋トレだけでなく、バランスのとれた十分なカロリーの得られる食事が欠かせない」という筋肉をつけるための重要な情報があったとします。
この情報に関する問題が「筋肉をつけるためにはどのような食事をとれば良いか述べよ」であったとします。
この問題から出題者が筋肉をつけるための情報として受験者に知っておいてほしいことを考察すると、「筋肉をつけるための頻度と期間は?」という部分ではなく「筋肉をつけるための食事とは?」という部分に注目して勉強すべきということがわかります。
また、復習するたびに○✖︎△を追加してください。
このように問題に対する理解度を見える化することで、復習すべきものとそうでないものを選抜でき、効率的に勉強を進めることができるのです。
ノートではやはり、情報が増えていくと情報の分類領域や関連分野がわからなくなりますが、問題集ではそうならないことはわかるかと思います。
最強ノート術①-B『教科書の苦手箇所にアンダーライン』
上記で抽出した理解度の低い問題の関連箇所に赤色のアンダーラインを引くことで、苦手箇所を目立たせることができます。
問題にトライして間違えるたびに行うことで、赤色のアンダーラインが濃くなり、理解度の低さが見える化されます。
ノート役割②『重要な情報を抜粋する』
教科書の出題頻度の高い重要な情報をノートにまとめることで、復習しやすくするという役割です。
最強ノート術②『教科書の重要箇所にマーカー』
教科書の重要情報にマーカーをひくことで、見直しが必要な箇所が目につきやすくなります。
ノートでは重要情報が増えていくほど、見直したい情報のありかやその情報が分類される領域がわからなくなっていきますが、教科書ではそうはなりません。
また、ノートでは他の情報との関連がわかりませんが、教科書ではそうはなりませんよね。
ノートでは自分なりの言葉でまとめることで、理解を深めるというメリットの反面、解釈がねじ曲がってしまう可能性があることをご説明しました。
教科書にマーカーを引くだけならばそうはなりませんし、理解を深める行為は基本的には繰り返し問題に取り組む方が圧倒的に効率がいいです。
出題頻度が高く重要な情報がどれかということについては、問題集に取り組むうちにわかります。
なので、問題集の答え合わせのとき、教科書の参考部分を併せて読み込む際に重要箇所にマーカーをつけるのが効率的です。
ノート役割③『情報を補足する』
ノートに途中計算式や捕捉情報を書き込むことで、難しい計算式や文章などを解釈しやすくするという役割です。
最強ノート術③『教科書の関連箇所に直接補足する』
教科書の関連箇所に吹き出しやアンダーラインを引いて捕捉することで、補足先情報との関連性がわかりやすくなります。
ノートに捕捉するやり方では、捕捉先の情報との関連性が見えづらくなることはもちろんですが、解釈を間違って捕捉してしまうこともあります。
教科書に直接捕捉するのであれば、解釈を間違って捕捉したとしても正しい情報と見比べることができます。
また、必要以上に書き込まないのが情報を補足するポイントです。
余計な情報を増やさず脳を無駄に働かせないことで、集中力を長く保ち知識を効率的に吸収することができます。
ノート役割④『書いて覚える』
「見る」というインプットだけでなく「書く」というアウトプットを同時に行うことで覚えるという役割です。
最強ノート術④『メモの切れ端や裏紙に書き捨てる』
書いて覚える作業は、メモの切れ端や裏紙で十分です。
ただし、書いて覚える作業は時間がかかりますし、たいていは何度も問題に取り組むことで覚えられるため、最後の手段としてください。
この方法では、書く媒体が変わっただけですが、意外な効果があります。
ノートに書く場合、キレイに書こうというこだわりが出てしまい書く作業に時間がかかってしまいます。
メモの切れ端や裏紙など、初めから捨てることを前提にしたものに書く場合、「書いて覚える」という目的に集中できます。
ノート役割⑤『達成感を得る』
多くの情報を書き込んだノートを見て達成感を得ることで、勉強のモチベーションにするという役割です。
最強ノート術⑤『問題集の理解した問題を削除』
問題集の理解できた問題には問題文の脇に小さく○印をつけ、完全に理解できたら問題文に大きな×を引いて削除することで、達成感が得られます。
同じ問題に何度か取り組むうちに、「完全に理解できた」と思ったら問題に大きなバッテンをひいて消しちゃいましょう。
バッテンのついた問題を増やすことはとても快感で、達成感を得ることができます。
このように「ノートに書いた」という作業ではなく、「問題を完全に理解した」という成果に達成感を得ることが勉強の効率化においてはとても大切です。
これを続けることで、成果を出すことが楽しくなり、勉強がどんどん効率化されていくからです。
ノートを使った勉強方法では、ノートをつくるとこを目的化してしまいがちですが、本来の目的は試験に合格することだということを忘れてはいけません。
作業ではなく成果に達成感を感じられる仕組みをつくり、楽しく勉強しましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回、ノートを使わない最強のノート術として、ノートをつくるより効率的に資格の勉強ができる方法をご紹介しました。
以下に具体的な方法とポイントについてまとめます。
資格勉強を効率化するノートを使わない最強ノート術とは?
ノートの役割①『苦手な箇所を抜粋する』
最強ノート術①-A『問題集の問題に理解度を記録する』
最強ノート術①-B『教科書の苦手箇所にアンダーライン』
ノートの役割②『重要な情報を抜粋する』
最強ノート術②『教科書の重要箇所にマーカー』
ノートの役割③『情報を補足する』
最強ノート術③『教科書の関連箇所に直接補足する』
ノートの役割④『書いて覚える』
最強ノート術④『メモの切れ端や裏紙に書き捨てる』
ノートの役割⑤『達成感を得る』
最強ノート術⑤『問題集の理解した問題を削除』
ノートを使わない最強ノート術のポイント
- 作業量を減らし作業に時間をかけない
- 覚えるべき情報を最小限に抑える
- 必要な情報をまとめて見直しやすくする
- 必要な情報を検索しやくする
- 情報の信頼性を落とさない
資格勉強においては、とにかく一問でも多く問題に取り組む時間をつくることが非常に大切です。
なぜなら、問題に取り組むことで出題者の意図がわかり、教科書の覚えるべき重要箇所がわかるようになるからです。
僕は、平均して3回くらい同じ問題に取り組みます。
問題によってなかなか理解できずは回取り組むこともあれば、完全に理解したら2回で問題を達成した印のバッテンで削除してしまうこともあります。
これまでノートづくりにかけていた時間をつかって少しでも多くの問題を解いてください。
そうすることで圧倒的に効率よく勉強できるようになるし、自分の成長がよくわかるようになります。
ぜひ試してみてください!
その他の効率的な資格勉強方法についても、詳しく知りたい方はこちらのまとめ記事をどうぞ。
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